宮2を夢見て~シンとチェギョンの物語~
韓国ドラマ「宮」に魅せられて未だ「宮2」をあきらめられず、あれこれ妄想しています。
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進め! 20
公務先に向かう車内で、チェギョンの携帯電話が鳴る。

「彩、久しぶりだね。 元気だった?」

「私は元気よ。
それより、チェギョンはどうなの?
公務をずいぶん休んでいたでしょう?」

「私はとっても元気だよ。
あの時は風邪をこじらせちゃって・・・もう、年だわ。」

「何言ってるのよ。
ところで今日電話をしたのは、帰国の日が決まったからなの。
来週には日本に戻るわ。」

「エッ、そうなの?
ずいぶん急だね・・・でも、もう3月だものね。
日本に帰る前にインには会えそう?
除隊までもう少しでしょ?」

「ええ。
会ってから行きたかったけど、無理だと思うわ。
もう随分と帰国を引き延ばしているから、大学から催促がきちゃった。」


「・・・そうなの。
でも、日本は近いからね。 すぐ会えるよ。
帰るまでに宮に遊びに来て。
ハナも1歳になって歩くし、少ししゃべるし面白いのよ。」

「チェギョンは忙しいだろうからって諦めてたけど、
私はやっぱり直接話がしたいわ。
ハナちゃんにも会いたいし。」

「ホント?
わあ、うれしいな。
ガンヒョンにも日にちを相談してみるね。
いいのよ、結構ヒマだし。
最近あまり熱心に公務してないから~。」

言ってしまって、慌ててチョン尚宮の顔を見る。
ダメですよオーラを出すチョン尚宮。

「いや、ちょっと体調を整えながら 仕事をセーブしているつーか。
まあ、元気だから大丈夫。
じゃあ、2人に会えるのを楽しみにしてるね。」

電話を切ってから反省。
いけない、いけない。
必死で隠し通した意味がなくなる。
友達だと油断しちゃうよね~。
チョン尚宮にごめんのポーズ。
長い付き合いのチョン尚宮は思わず笑ってしまう。
変わらないチェギョンの様子が、今はすごくうれしかったりするのだ。

「さあ、もうすぐ到着します。
ご公務の顔に切り替えて下さいませ。」

チョン尚宮は自分に言い聞かせるように言った。


芸術院会館は芸術各分野の優れた芸術家を
優遇顕彰するために設けられた国の機関である。
展示室では時折芸術院が所蔵する美術作品の一般公開が行われたり
特別展示が催されたりする。
こういった芸術関係の公務は、チェギョンやユルの担当と決まっていた。
今回の催しもチェギョンが得意とする分野なので
負担も軽く楽しめそうだと 宮は安心して送り出していた。

テープカットがあるわけでもないし、地味な催しであったため
取材陣もごくわずかで、チェギョンは安堵する。
つきつけられるマイクや、メモをとるペンの音には
まだ恐怖を感じるのだ。
それは意識しないように心がけても、
身体が反応してしまうという不思議な現象だった。


「とても丁寧に制作されたのが伝わってくるいい作品ばかりでした。
素晴らしかったです。」

マスコミが少なかったせいか、いつもと違ってちゃんと言葉で伝えられた。
記者達は喜んで、まだ何か聞こうとしたが
チョン尚宮やイギサ達に遮られ、チェギョンはその場を後にした。


ここは郊外の閑静な場所にあるため、宮との往復に時間がかかる。
チェギョンはイギサに頼んで、お化粧室に寄らせてもらった。
イギサは全ての個室を開いて確認するとチェギョンを呼び
一人は中に残り、あとは外に立った。

「あのう・・・大丈夫だから外に出てもらえない?」

チェギョンも人の子。
やはり音とか気になる。
一人っきりというのも気まずいものだ。

「いえ、それはなりません。」

いくら女性のイギサでも、これはプライバシーだ。

「お願い! すぐに用を足して戻りますから。」

チェギョンに懇願されて、イギサはしぶしぶ引きさがる。


「ふぅ~。 はぁ~。
あー、すっきりした!!」

   こういうのはやはりプライバシーよ。
   いくら私達は公的な存在って言ってもトイレまで監視されてはかなわない。

チェギョンは水を流し、洗面所で手を洗う。

髪を直し、ちょっとルージュを引き直そうとバックの中を覗いた。
まだ寒さが残る季節。
化粧ポーチを探す手もかじかんで、上手く口紅が取り出せない。
そして再び鏡に向かったその時、何者かが後ろに立っているのに気が付いた。

「だ・・・れ?」

言葉が出るよりも先に黒手袋がチェギョンの口をふさぐ。

「う・・・ぐっ」

大きく見開いたチェギョンの目が捉えた人物は
鏡の中でニタッと笑った。





コメント
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[2016/12/05 07:18] | # [ 編集 ]


Lunaさん~
おはようございます☆

更新ありがとうございます(^-^)v

チェギョンもリハビリ的な公務から少しずつ復帰しているのですね!

お得意部門なら気持ちにも余裕が生まれますものね!
久しぶりに彩たちにも会える楽しみができたのにチェギョンの口をふさぐ黒い手袋…は彼!?

何が起きたのかな…

入り口にはイギサがいたばず
回復途中のチェギョン…ドキドキします!!

続きお待ちしてます☆
[2016/12/05 08:29] URL | くこまりぶー #- [ 編集 ]

Re: あんにょん♪
per~さん、こんにちは。
今朝もコメントをありがとうございます♪
そうだよね、朝から驚かせちゃったわ。
ごめんちゃい!

今日は暖かいですね。
春みたい♪

この章は今からが本題でして・・・
どんだけ長い前振りだったって話ですが。
これから色々お話を膨らませていこうと思っています。

12月に入ってから、ハンパなく忙しくて
定期更新が難しくなってきました。
いつも肝心なところでこうなるんですよね~。
私って計画性が無さ過ぎるぅ。
[2016/12/05 14:29] URL | Luna #- [ 編集 ]

鍵コメのRさんへ。
Rさん、こんにちは。
今日もありがとうございます♪

気になるところで切っちゃいました~。
こういうのはドラマっぽくしたい私なのです。(笑)

やっとここまで来たのに、足踏み状態で悔しいです。
この辺りをせめて11月に書いていれば、
こんな事にならずにすんだのに・・・
毎年、変な場面での年越しになっている教訓を
全く活かせない私です。
[2016/12/05 14:40] URL | Luna #- [ 編集 ]

Re: タイトルなし
くこまりぶーさん、こんにちは。

いきなりの展開にびっくりですよね~。
私はいつも先が見えてるからいいけど
皆さんは「な、なに?!」状態かと・・・
何の脈絡もないようにポンと出てしまうという、
本職の作家さんでは有り得ない事を平気でしております。(汗)

ちょっとドキドキして、面白いでしょ?
いや、面白くはないか・・・
越後屋なので悪しからず。

今日もありがとうございます♪
名古屋は春みたいに暖かいですよ~。
つくしんぼが間違えて出てきそう♥
[2016/12/05 14:45] URL | Luna #- [ 編集 ]

鍵コメのTさんへ。
Tさん、こんばんは。

いきなりの展開に、な~に~い?でしたよね。
ドラマっぽくしてみました。
次までドキドキも、たまにはいいかな~と。
「あそこで止めるかな~。」
Cさんにボヤかれましたが。

がっかりされないように、頑張りたいと思います。
コメントをありがとうございました。
風邪に気をつけて下さいね。
あんにょん♪
[2016/12/06 21:24] URL | Luna #- [ 編集 ]


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