宮2を夢見て~シンとチェギョンの物語~
韓国ドラマ「宮」に魅せられて未だ「宮2」をあきらめられず、あれこれ妄想しています。
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進め! 5
車を降りたシンはまず、留守番だったコン内官に労いの声をかけた。

「ご無事の帰国、うれしく存じます。」

コン内官の表情はいつもと同じだ。

「コン内官、宮の方々はお変わりない?
ハナはどうしています?」

チェギョンは我慢しきれずに聞いた。


「ハナ様はお元気にしていらっしゃいます。」

「そう、よかった。
寝ているのかしら?
顔をみたいわ。」

「ええ。
その前にお2人にご報告がございます。」

コン内官の改まった表情は、先程とは違い少し暗い。

「どうした、コン内官。」

シンは嫌な予感がする。

「はい・・・」

「いいから、早く言って下さい。」

コン内官は、すうっと息を吸い込んだ。

「太皇太后様がお怪我をなさいました。」

「えっーー?!」

チェギョンの素っ頓狂な声が、車寄せの玄関に響く。

「お二人が旅立たれた翌日の事です。
ハナ様にお会いにいらした際に、
洋館と廊下の段差に脚を取られ、転んで怪我をなさいました。
当初はかすり傷程度との見立てでしたのですが
右腕が徐々に腫れてまいりまして、
レントゲンをとった結果 骨折と診断されたのです。」

「・・・まあ、何て事。
右手なので、さぞかしご不自由でしょう。」

チェギョンは眉をひそめて、心配そうな面持ちだ。

「それで、今はどうしておられます?」

「自室で静養なさっておいでです。」

「すぐにお見舞いに行きます。
チェギョン、行くぞ。」

「はい。」



お祖母様は「お帰り。」と言ったきり、バツの悪そうな面持ちで
ソファにもたれかかっておいでだ。
その横でミン妃が申し訳なさそうに小さくなっている。

「只今、戻りました。
留守の間に大変でしたね。」

シンとチェギョンは帰国の挨拶をした。

「二人とも、ご苦労様でした。
無事に戻って何よりです。」

ミン妃は安堵の表情で言った。

チェギョンがお祖母様に駆け寄り、「大丈夫ですか?」と
腕を撫でている。

「全治二か月だそうな。
年寄りは骨がくっつきにくいと言うんですよ。」

「もっと早くよくなりますよ。
お祖母様は骨太ですから。」

チェギョンは慰めとは言い難い事を言う。

「ところでお父上は?」

シンが周りを見まわして聞いた。

「それがですね・・・
3日前から眩暈がして、寝込まれておられます。
ハナと遊ぶ時のテンションの高さが、ちょっと心配だったのですけどね。」

「・・・そうでしたか。」


「あの・・・
で、ハナは女官達が面倒をみてくれているのですか?」

チェギョンは心配そうに聞いた。

「女官達もここ一週間休みなしで働いていて、大忙しで。
尚宮達が代わる代わる面倒をみている状態です。」

ミン妃が申し訳なさそうに言う。

「・・・ハン尚宮達ですか?」

「そうです。
私達家族がこの状況なので、彼女達が頑張ってくれています。」

ミン妃はお祖母様とヒョン殿下の世話で、
ハナにまで手が回らなかったと察することができる。

乳母問題で揉めに揉めた尚宮達に
結局はハナを預けることになっていたのか・・・
シンとチェギョンは思わず顔を見合わせた。



洋館に戻る廊下に、キム内官が立っていた。

「お祖母様の事、コン内官から聞いていたのか?」

シンの問いかけに、キム内官は小さくうなづいた。

「お祖母様がコン内官に口止めを依頼なさったのだな?」

「申し訳ございませんでした。
太皇太后様だけではございません。
ヒョン殿下からも強いご要望があったとお聞きしました。」

「宮の事は案じずに、公務に集中しろと。」

「はい。」

    集中して頑張ったところで、ああいう記事を書かれるんだ。
    一緒じゃないか・・・

シンは喉に出かかかった言葉をぐっと押しとどめる。

「知っていたのは、キム内官とクォン内官の2人か?」

「はい、そうでございます。」

「公務に随行しながら、心配が尽きなかっただろう。
堪えてくれて、ありがとう。」

キム内官ははっとしてシンの顔を見て、深々と腰を折った。


廊下を曲がった途端、チェギョンが思いっきりシンの肩をたたく。

「シンくん、エライわよ。
今のすごーく感動したわ。
あなたも大人になったのね~。
私がここに来た時と比べたら、すごく成長した。」

「どんな目線だよっ!」

真ん丸の目で見上げられて、タジッとなるシン。

「皇后陛下、お褒めの言葉をありがたく頂戴いたします。」

ふふふ・・・
チェギョンは不敵な表情で笑った。



洋館のドアを開けると、忙しく動き回っていた女官達が
一斉に直立不動で立ち止まった。

「留守の間、御苦労だった。 ありがとう。」

シンの短い言葉を補足しながら、チェギョンは一人一人に声をかける。


寝室の対面にある子供部屋のドアに手をかけたシンが
中に入らずに立ち止まった。

「ハナはいないの?」

「しっ!」

口に指を立てて、シンはチェギョンを制する。


ドアの隙間から見えた光景に、2人は顔を見合わせた。




       

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[2016/10/11 07:05] | # [ 編集 ]

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[2016/10/11 07:56] | # [ 編集 ]

Re: タイトルなし
Bさん(丸わかり)、おはようございます。

早速直しました~。
書いた本人は8時にやってきたので
遅らばせながら・・・でございます。

ありがとーーー!!!
[2016/10/11 08:08] URL | Luna #- [ 編集 ]

Re: あんにょん♪
per~さん、おはようございます。
今朝も早くにありがとうございます♪

留守中も宮は色々ありますね~。
シンくんとチェギョンがいたら防げた事ではありませんけど。
留守とハナを頼まれて勇んでいたお祖母様が可哀相・・・
しかも張り切って子守りをしていたヒョン殿下が眩暈・・・
ミン妃はさぞ、困ったでしょうね。

per~さん、楽しい事が待ってるから
お仕事も頑張れますよね。
それにしても、彼は日本によく来てくれますね。
いいなぁ~♪
[2016/10/11 08:14] URL | Luna #- [ 編集 ]

丸わかり Bさんです
改めまして、こんにちは。
更新ありがとうございます。
今朝は肌寒いぐらいだったので、扇風機をしまっていたら
こんな時間になってしまいました。

そうでしたか、お祖母さまは骨折。
お父さまは寝込まれて…
宮のジジババさん達、みんな張り切り過ぎてしまったのねー。

「孫は来て良し、帰って良し」と、言うそうですね。
最近では岡江久美子さんが「初めエンジョイ、後メンドイ」と言ったとか…
私だったら更に「シンドイ」がつきそうだわ。孫いないけど…
その前に子もいなかった(笑)

出世欲にまみれ、名声に貪欲な尚宮たちも
ハナちゃんの可愛さにはメロメロになっているのかなぁ~

今週は2回更新って宣言されてましたよねー('v')ニヤリ・・
楽しみにお待ちしてまーす。



[2016/10/11 10:34] URL | ぶんちゃん #- [ 編集 ]

Re: 丸わかり Bさんです
Bさん、今朝は助かりました。
私も改めてありがとうございます♪

宮も高齢化してきましたね。
いつまでも若くいて欲しいけど。
宮の段差は年寄りには酷だと、この前痛感してきましたので
このようなお話になりました。
やはり1週間ほど宮に滞在して書いてみたい。
絶対にリアルなお話が書けると思うのよ~。

> 今週は2回更新って宣言されてましたよねー('v')ニヤリ・・

げっ、覚えてらした?
しれっとやり過ごそうかどうしようかと思ってた矢先だったのィ~。
乱文を急いで直さなくてはね。

いきなり寒くなって、私もお布団を変えたり忙しいです。
扇風機はまだ出ております。
ファンヒーターと入れ替えなのだよ~。

風邪ひかないようにね。
二度目もコマオ~♪
[2016/10/11 13:44] URL | Luna #- [ 編集 ]

拍手鍵コメのRさんへ。
Rさん、こんにちは。
今日もありがとうございます♪

旅行の疲れは取れましたか?
私は色々な疲れが残ってしまうお年頃。
週末の秋祭りのお手伝いで、あちこち痛いです。

宮も高齢化なので、あまり色々と頼めないわね。
ハナちゃんはおりこうにしてたかな?
今週はもう一回頑張りまーす!!
[2016/10/11 13:49] URL | Luna #- [ 編集 ]


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