宮2を夢見て~シンとチェギョンの物語~
韓国ドラマ「宮」に魅せられて未だ「宮2」をあきらめられず、あれこれ妄想しています。
プロフィール

Luna

Author:Luna
「宮の世界」へようこそ!

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

FC2カウンター

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

QRコード

QR

残月 29
パソコンの中には、イ・ユルの記事が溢れていた。

シオンは時系列に沿って読み進めていく。

ユルは高校3年生の時にイギリスから帰国。
宮の第2皇子が戻ってきた事で、宮は大混乱。
チェギョン皇太子妃との悲恋(?)に、楼閣焼失の責任を負い
半年足らずで再びイギリスに戻る事になった。

いくらシオンでも大まかな事は知っていた。
当時、韓国ではこの話題で持ちきりだったから。
茶髪の美しい皇子が風のように現れて消えた。
そんな印象だった。

正直言うと、その頃のシオンにとってはどうでもいい話題だったのだ。
高校1年生のシオンは一つ年上の先輩に夢中だったから。
宮の氷の皇子が結婚しようが、妃宮様が脱走しようが
第2皇子との三角関係も全く興味がなかった。
友達の中には、シン皇子の電撃結婚で寝込む子もいたけれど
手の届かない皇子様やアイドルよりも身近な先輩の方がいいに決まっている。
そういう意味では、シオンは現実的な女の子だった。

今、こうして過去のニュースに触れ ユルを知ろうと試みたけれど
何だかピンとこない。
王族会との関わりのくだりは、チンプンカンプンで
飛ばし読みをしてしまったほどだ。
皇帝の座を狙って、画策したって何?
そんな狡猾な事が出来る人じゃない。
シオンの頭からは王族会の文字が完全に消去された。


ここに書かれている人は、ユルであってユルではないのだ。
自分にも素敵な青春があるように、ユルにもそんな青春があっていい。
テレビの中で可愛らしい笑顔を見せていらっしゃる皇后さまに
18歳のユルが一生懸命恋をした。
それが公になってしまう立場とそうでない立場の違いなだけだ。
シオンはユルが可哀相になった。
もう終わった恋なのに、こうしていつまでも記事として残ってしまう。
その立場がいけないのだ、きっと。

   その立場?

シオンは思わず両手で自分を抱きしめた。

   怖い・・・

その感覚は初めて味わうものだった。
パソコンの中にいつまでも留まって消せない過去。
その中に自分も入り込んでしまいそうな感覚。

   イヤだ!
   すごく、怖い!!

シオンは乱暴にパソコンを閉じた。



どのくらいの時間が経っただろう。
気が付くと、ベッドに横たわってボッーとしていた。


     「シオンは僕が好きだった人にちょっと似てるんだ。
     乱暴な言葉使いの中に優しさが滲み出てて・・・
     こんな事を言ったらイヤだよね。
     気分が悪いでしょ?」

     「ううん、全然。
     ユルもね、私が高校の時に好きだった先輩に似てるところがあるわ。
     顔とかじゃなくて、雰囲気とか話し方とか。
     人はやっぱり好みがあって、似たような人を好きになるのよ。」

     「さっきの言葉を撤回する。
     シオンはシオンだ、誰にも似ていない。
     だから、僕の事も昔の彼に似てるなんて言うな。」

     「何を怒ってるのよ。
     彼じゃないわ、片思いだったから。
     ユルが、自分から言い出したのよ。
     変な人!!」

そこで、いきなりキスをされたんだった。



シオンはベッドからガバッと起き上がった。

とにかく、中途半端に逃げるのはやめよう。
真摯な態度で接してくれているユルにちゃんと向き合おう。
どうしても無理ならば、その時諦めればいい。

再び、パソコンに向かう。

再度帰国してからのユルは、
チェギョン妃と共にまたマスコミの餌食になっていた。
仲睦まじい皇太弟夫婦の様子が連日報道されているのに
なぜこうなるのだろう。
しばらく続いた報道は、チェギョン妃の妊娠と共に一気に収まった。
その代わり、王族会の娘達との結婚話がマスメディアをにぎわせている。
毎週のように出てくる記事は、いまだに続いているのだった。

シオンはふぅ~と息を吐いた。

会食後のショット、晩餐会でのダンス写真、観賞会でのショット。
どれもがまるで営業用の顔みたいだ。
ユルの顔をした別人。
俳優や歌手達が、カメラマンに向ってポーズを取っているような・・・


また、昔の記事に戻ってみる。
18歳の頃のユルは寂しげな顔ではあるが、
今現在、シオンにみせる表情に近い。
こちらが素のユルなのだろう。

シオンが無理!って断ったら、
ユルは王族会の誰かと結婚するのだろうか?
そして、こんな営業スマイルをしながら一生を過ごすのだろうか?

     アンデ!!
     そんなのは見たくない!

宮の皇子様に一度も憧れを持った事がない自分が
なぜこんなことになってしまったのか・・・
あの日、ユルとぶつかったのが運命だったのか。

シオンは腕を組んで考える。

    全ての事を排除して、もう一度最初から整理しよう。
    自分の気持ちに正直に。
    
    ユルの事が好き、すごく好き。
    将来、一緒にいられたらいいなと思う。
    彼のはにかんだ横顔が好きだし、絵を描く繊細な指も好き。
    彼が読んだ本の話ももっと聞きたいし、一緒にたくさん絵画も見たい。

    おじいちゃんのユルとおばあちゃんの私。
    意外と想像できる。


素直になったら、答えは至ってシンプルだった。

「何だかよくわからないけど、付き合ってあげよう! 彼の人生に。」

シオンはゆっくりとパソコンを閉じた。





コメント
フェイントだぁ~
おはようございます。
まったり・ノンビリな日曜日。
(とは言え、ワンコの朝ん歩のため4:00起きです)
ゆっくりPCを開けたら、なんという事でしょう!
Lunaさんの更新!ありがとうございます。

("´_ゝ`)フーン ユル君ってばいきなりkissだったのねぇ(^ε^)-☆Chu!!
不意打ちのkissはシン君もだったよね。
さすが従兄弟同士だわ、同じDNAが流れてる!

シオンさんは共に歩む決断をしたようですが…そんなに甘くなーい!ハズ。
想像しているおじいちゃんとおばあちゃんになるまでには
棘の道でふさがっていそうな気配が…

2皇子揃って民間の妃となると、
まずは王族会の狸ジジイ達が黙っていないでしょう。


夏休み真っ盛りですね!
でも関東はちょっぴり過ごしやすい気候の今日この頃です。
まだ梅雨明けしてないんで~
次回もゲリラ更新お待ちしていまーす。
[2016/07/24 11:10] URL | ぶんちゃん #- [ 編集 ]

管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
[2016/07/24 11:28] | # [ 編集 ]

Re: フェイントだぁ~
ぶんちゃんさん、こんにちは。

皆さん、日曜日も早起きなのね~。
だーれも来てないはず・・・が、あれれ?
ありがたい事です♥

ユル君kissは、そうかぁ~。
イ家のDNAだったのね。(笑)
確かにやつらは不意打ちが得意!!
そういうの好きなんだけどねぇ・・・このおばちゃまは♪

ぐふふふ・・・
ぶんちゃんさん、越後屋の本性を見抜いていたわね。
このままでは済ませないわよ。
すんなり決めればいいお話を、コネコネこねまくっております。
これが楽しいんだ~。(変態です。)

また、気まぐれ更新いたしまーす。
フェイントを打ち返してくれて、ありがとう♪
蒸し暑いけど、がんばりまーす!
[2016/07/24 13:12] URL | Luna #- [ 編集 ]

管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
[2016/07/24 19:05] | # [ 編集 ]

Re: あんにょん♪
per~さん、こんばんは。

日曜日なのに来て下さったのね。
ありがとうございます♪

♥いっぱいのコメントを拝見し
私は酷い女だと改めて実感しました・・・
これでは終わらないこのお話。
まだまだ続くのですよ~。
しかも、私はまたの名を越後屋と申します。

今から言っておくわ。
per~さん、ごめんなさーい!!!
[2016/07/24 21:10] URL | Luna #- [ 編集 ]

鍵コメのRさんへ。
Rさん、こんばんは。

皆さん、日曜日でも来て下さっているのですね。
気まぐれ更新に付き合っていただき、
本当にありがとうございます♪

Rさんにも先に謝っておくわ。
このままチャンチャンにはならないの・・・
紆余曲折っていうのがあるんです。

ああ、私ってイケズな女だわ。
ごめんちゃーい!!
[2016/07/24 21:14] URL | Luna #- [ 編集 ]

よかたね~
そう思った途端、越後屋さんとぶんちゃんの意見に
そうっすね~
シンプルに幸せにはならないっすね(笑)
覚悟したところから、第二ラウンド開始ってとこで
人生山あり谷あり

それでも・・好きな人と添えるのなら
棘だらけの人生も踏み出すのもあり!

なのかな~って
若いときはジャンプして飛び込めるけど
この年になると・・見てるだけでいいやになるのは
何故でしょうね

更新ありがとうございます
[2016/07/24 21:29] URL | 墨衣 #- [ 編集 ]

Re: よかたね~
墨さん、こんばんは。

フェイント更新でしたのに、ありがとうございます♪
近頃は気の向くままに書いております。(笑)

シオンちゃんの覚悟はどうなのでしょうか?
辛口おばちゃんとして、甘い!と思っていますけど。
第2ラウンドも第3ラウンドもありそうな気配。

今回はものすごく現実的に書いています。
『宮』がますます身近に感じるくらいに・・・
私もある意味、相当逸脱してきていますね。
韓国には宮がある!みたくなってきて。
走れるところまで暴走してみます。


墨さん、マジメに生きている人は大変なんだなって思います。
でも、いい加減に生きられないから仕方ない。
そんな風に開き直って生きるのも、
決して楽じゃないんだけどね。。。
[2016/07/24 23:33] URL | Luna #- [ 編集 ]


Lunaさん~
こんにちは~☆

更新ありがとうございます(^-^)v
日曜日の更新にすっかり出遅れてしまいました(笑)
皇室には関係なく生きてきたシオンの気持ちの起伏は当たり前のことですよね!
でも素直な彼女だからこそユル君の素の顔と皇族スマイルの差を感じるのだと思います
やはり、何となく優しくて一直線なチェギョンに雰囲気が似ているかな…

でも今ある皇帝夫妻もサポートするユル君もたくさんの修羅場を越えてきたのですから、シオンも彼を幸せにしたいだけでは難しいでしょうね!

様々な洗礼が待ち受けるようで…心配です!

Lunaさんの綱さばきが楽しみです♪
[2016/07/25 11:00] URL | くこまりぶー #- [ 編集 ]

Re: タイトルなし
くこまりぶーさん、こんにちは。
コメントをありがとうございます♪

この頃は自由気ままに、
書き上がったら更新する状態になっております。
今週はお直しをして、もう一回いけそうな感じでーす。

この頃のお話はメルヘンチックな皇子様とお姫様とは程遠く
ものすごく現実的な状況を描いています。
長い間書いてきて、宮が身近に感じるようになり
雲の上の話ではなく、地に足が付いた状態になっているのかも。
いいのか、悪いのかはわかりませんが
疑似体験とでも言ったらいいのか、そんな気分で書いています。
この先、もっとそんな感じがすると思いますよ~。

夢物語は、とても好きなのですが
このお話、韓国に「宮」があるという前提だから。(笑)
何だか楽しくなってきたので、このまま進めていきますね♪
[2016/07/25 13:55] URL | Luna #- [ 編集 ]

管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
[2016/07/25 22:46] | # [ 編集 ]

Re: こんばんはですの!
まさか・・・ステラちゃんが来て下さるとは!
身に余る光栄でございます。

袖の下をしかといただいて、その・・・私
滲んだ血の錆びた味とやらを描き切る事ができるのでしょうか。


ぐふふふ・・・?
私よりもうんと越後屋じゃありません? ステラちゃん。

これはがんばるきゃない!
おばちゃん、ファイティンですわ。

ステラちゃん、ありがとう!!
また来てね~♥
[2016/07/26 20:18] URL | Luna #- [ 編集 ]

鍵コメのRさんへ。
再び来て下さったのね~、ありがとうございます♪

ユル君恋バナは、現実味を帯びたテイストにしようと
進めております。
そういう点では、宮物語らしくないかもしれません。

3話ほど書きなぐったままにしてあり
ちゃんと校正しなくては送り出せません。
それがなかなかできなくて・・・
気長にお待ち下さいね~。
[2016/07/26 21:09] URL | Luna #- [ 編集 ]


コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


トラックバック
トラックバック URL
http://senamoon1122.blog57.fc2.com/tb.php/830-7adf636b
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)