宮2を夢見て~シンとチェギョンの物語~
韓国ドラマ「宮」に魅せられて未だ「宮2」をあきらめられず、あれこれ妄想しています。
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残月 20
シンは頭を抱えた。

   この2人は何でこんな事を思いつくのか・・・

執務室にお祖母様とチェギョンが並んでやってきた時、
嫌な予感はしたのだ。
話し出す前からのやる気満々な様子は
きっととんでもない事を思いついたに違いなく。
しかもこのコンビときたら、今まで挫折というものを知らない。
思いついたらやりとおす、最強のコンビなのだ。

「警備はどうするんです?
光化門の前は道路ですよ。
大騒ぎになったら収拾がつかなくなる。」

「それを考えるのが、そなたの仕事です。」

「そうよ、シンくんならきっとできるわ。」

   やっぱり・・・具体的な事は何も考えてなかったんだ。
   それは全てこっちに投げるつもりだな。

「きちんと案を作って再度持って来て下さい。
話はそれからです。
チェギョンもだ、いいな?」

「なんと・・・ひどい。
姉が嫁に行くというのに・・・
華々しく送り出してやりたいではないか。」

「このシスコン!
なんだかんだ言っても、お姉様が御嫁にいくのが淋しいのね。
わかったわよっ!
すっごい案を作成し、決済するだけにしてくるわ。
私達は今から忙しいので、ハナの面倒はあなたがみてね。
よろしく!!」

プリプリ怒りながら出ていく2人の後ろ姿に、シンは再び頭を抱えた。





「ねえ、オッパ。
このあたりで待機すれば危なくないでしょ?
周りにイギサを5人、いや10人くらい配置したら万全だと思うの。」

「え、ええ まあ。」

先程から事の成り行きが理解できていないサンヒョンは
たたみかけるようなチェギョンの言葉に相槌を打つだけだ。

休日で家族3人、まったりと過ごしていたサンヒョンは突然の来客に驚いた。
困惑顔のチェ尚宮が案内してきたのは、太皇太后様に皇后様。
椅子に座るなりチェギョンが広げたのは、宮の見取り図と宮周辺の地図だった。

急いでお茶の用意をするチェ尚宮。
娘のジウンをあやす太皇太后様。
仕事モード全開のチェギョン。
サンヒョンは何が何だかわからない。

皆でお茶をすすり、気持ちが落ち着くと
ようやく事の次第が飲み込めてきた。
サンヒョンは地図を凝視する。

「警備は相当大変です。
その日は公主様をお見送りするため、全員で待機し
休みの者も休日返上をするつもりでおります。
イギサ達の確保は万全ですが、それでもさばき切れるでしょうか・・・」

「公道の方は、私が話をつけよう。」

太皇太后はことも無げに言った。

「お祖母様、どうなさるおつもりですか?」

「警察署長に声をかける。」

「ああ、なるほど~。
お祖母様と署長はとっても仲良しですものね。
公道に警察官を配備して、光化門周辺はイギサ達で固める。
うーん、いいんじゃないですか。」

チェギョンは拍手をする。

「この後、公主様はすぐに自宅に向かわれない方がよろしいかと。
メディアなどに場所がわかると厄介です。」

チェ尚宮が心配そうに言った。

「そうね、どこかに一旦避難しましょう。
でも、自宅のセキュリティーは万全ですけどね。」

チェギョンはお祖母様に同意を求める。

「ああ、例えわかったとしても 容易くは忍び込めまい。」

「一体どんなマンションなのですか?」

サンヒョンは目を丸くして聞く。

「うーん、それはね。
いくらサンヒョンオッパでも教えられないわ。
トップシークレットなの。」

「そうそう、いくらオッパでもダメでちゅよ~。」

太皇太后はジウンをあやしながら言う。


ヘミョンの住む家はシンが決めた。
元女王が一般人として暮らす場所。
韓国最高のセキュリティーでなければならない。
白羽の矢が立ったのは、青瓦台の横に位置するマンションだった。
青瓦台は大統領官邸。
警備体制は宮に劣らない。
そのすぐ横にあるマンションは官邸で働く職員達が多く住む。
大統領の側近達が住む場所なので、ここのセキュリティーも万全だ。
マンションの出入りも完全に目隠しされており
地下の駐車場にも容易には入れない。
マスメディアを欺くにはもってこいの場所だと言えた。

しばらくはシンが手配した元イギサがヘミョンを守る。
彼女は家庭の事情で宮を辞したが、今は自由に動ける身。
シンが私的に雇ってヘミョンに張り付いてもらうことにした。
一般人になるとはいえ、元女王様。
好奇心の固まり達は何をしでかすか、わからない。
宮の大切な姫様は、思ったほど自由がなさそうだ。

「さあ、最終の詰めをしましょう。
光化門を中心にイギサで警備を固める。
周辺の道路には警官が配備され、短い時間だけど通行規制をかける。
お姉様が門を出られた時、皆で花びらを降り注ぐのはどう?」

「いいではないか!
それはいい。
派手にやろうではないか。」

お祖母様は大乗り気だ。

「問題はその後ですね。
公主様をお送りする車はどうします?
宮の玄関から乗り込めないとすると、公道で乗るしかありません。
騒動の中、迅速にしないと公主様が危険です。」

チェ尚宮の指摘に、サンヒョンは門の前を指差して言った。

「私がここで待機しましょう。
念のためにイギサを3人配備します。
公主様を囲むように10人のイギサ、そして車の周りに3名。
よほどの事がない限り、大丈夫だと思います。」

「サンヒョンオッパに頼める?
ああ、よかった。
で、どこかで別の車に乗り換えないとね。
青瓦台はお隣さんみたいなものだけど、遠回りをしてマスコミを巻かないと。
そうだ、ジョンミンに頼もう。
サンヒョンオッパから、上手く引き継ぎして
お姉様を無事にマンションへお届けしてもらうのよ。」

「彼と相談する時間を作って下さい。」

「早速連絡してみるわ。
オッパ、イギサの配置を図面に書き込んでもらえる?
シンくんに有無を言わせないように、きっちりしておかないとね。」




2時間後、2人は再びシンの前に現れた。

目の前に広げられた地図と図面に目が吸い寄せられる。

「これが可能なら許可できるが・・・
どこまで話を通したのです?」

「今からです!」

「すぐに戻ってきます。」

2人は地図と図面を丸めると、意気揚々と出て行った。




コン、コン。

チェギョンが開けっ放しにしたドアをノックする音で、シンは顔を上げた。

「また、面白いことになりそうだね。」

ユルが笑いをこらえて立っている。

「ああ、本当にとんでもない女達だ。」

「このまま、女性達に主導権を取られるのかな?」

「んなわけないだろ!
こちらもサプライズを考えているんだ。
ユル、乗らないか?」

「ふふ、そうだと思った。
しっかりと片棒をかつがせてもらうよ。」

「お祖母様達が戻ってくる前に、作戦会議といこう。」

「御意。」

ユルはドアを閉めて、シンの机に向かった。





コメント
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[2016/06/06 09:09] | # [ 編集 ]

Re: 二人のパワー頂きました
鍵コメのTさん、こんにちは。

久々の妃宮sコンビに、私もノリノリで書きました。
やっぱりこの2人は、こうでなくちゃね。
笑っていただけてうれしいな。
ありがとうございます♪

名古屋は梅雨入りしたらしいですが、今日はピーカンです。
外はさわやかな気候なのに、職場がやたら暑くて・・・
月曜日からグロッキーな私めです。
妃宮sの力を借りて、がんばろー♪
[2016/06/06 13:53] URL | Luna #- [ 編集 ]

拍手鍵コメのRさんへ。
Rさん、こんにちは。
今日もありがとうございます♪

ヘミョンを明るく送り出したいので
お祖母さまとチェギョンの力を借りることにしました。
サンヒョン一家はいい迷惑でしたが
やはりここを頼って正解だったかなって思います。

シンくんとユル君のコンビはどうするつもりでしょう。
これから、頑張って書きますね~。
[2016/06/06 14:00] URL | Luna #- [ 編集 ]

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[2016/06/06 16:36] | # [ 編集 ]

Re: NoTitle
鍵コメの「た」さん、こんばんは。
今日もありがとうございます♪

そうですね、シンくんは困ったふりをしながらも
この女性達をとても愛してる。
ユル君もそれを知ってて煽っていますね。
今は平和な楽しい宮です。

さあ、いよいよヘミョンオンニを送り出さないとね。
何だか寂しいです・・・

[2016/06/06 19:56] URL | Luna #- [ 編集 ]

いいな~♪
チェギョンとおばあ様のコンビはちょっと痛いです(・。・)
現実を見据えて動くことが一番大切なんですけどね
それを支えて叶えてあげるのが旦那様のシン君の
お役目っすもんね(笑)

私が萌えたのはシン君とユル君のコンビネーションっす
このふたりが力を合わせてなんてあの頃の宮のドラマの中では見られませんでしたよね

涙が浮かんでしまいました
すっかり女として枯れたな~って思ってたんですが
そうか・・オンマみたいな気持で観てるんだな

月曜から幸せっすね

ありがとうございます
[2016/06/06 22:33] URL | 墨衣 #- [ 編集 ]

Re: いいな~♪
墨さん、こんばんは。
コメントをありがとうございます♪

ドラマの最後の辺り・・・マカオでチェギョンが聞きますね。
「あれからユルくんとは?」
シンくんは小さく首を横に振ります。

あの場面はすごく悲しかった。
もう絶対に会えないような気さえしてました。
そのままお話を書かずにいたら、時計は止まったままで
今でもシンくんとユル君は海を隔てた遠い存在でいたと思います。

今こうして時を進められて、よかったな。
彼らを思う存分描ける幸せ、しみじみと感じます。
 
[2016/06/06 23:27] URL | Luna #- [ 編集 ]

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[2016/06/07 07:08] | # [ 編集 ]

Re: あんにょん♪
per~さん、おはようございます。
いつもありがとーーー!

いるんですよ、思いついたら即実行って人達。
周りは振り回されてしまいますが
皆同じような人間ばかりだったら、この世は面白くないもの。
とんでもない人達がいるから、楽しいって事も。
でも、疲れますね・・・わかります。

宮ではシンくんが振り回されていますが
彼はそれなりに楽しんでいると思います。
自分とよく似た人といるのは楽ですが
自分と全く違う人と一緒に歩む人生も面白いのではないかな?
そんな風に思って書いております。

per~さんちの多肉ちゃん達、すごい数になってきましたね。
きちんと棚に整列してて、お花屋さんのようです。
モコちゃんのライオンカットも見ました。
妹んちのチワワもやってみたらいいのにな~♥
[2016/06/07 08:00] URL | Luna #- [ 編集 ]


Lunaさん~
こんにちは~☆

後れ馳せながら読ませて頂きました(^-^)v

ウフフ~宮はややこしいこともある摩訶不思議な場所ですが…楽しいこともたくさんありますね!(笑)

おばあ様とチェギョンのパワーは台風のようですが愛情とユーモアがたくさん詰まった思考ですから!!!

シン君が頭を抱えるほどに…(爆)

でも夫婦は似てくるもの…
何故か従兄弟も似るようで(笑)ユル君も引き入れシン君は何を考えているのか!?

お姉さまの住まいもさすがです!考えましたね!!
万全の体制で一般人としての新生活スタートですね!
ジョンミンも駆り出され、盛大なお見送りとなりそうでワクワクします!

Lunaさん~少し前にブログ全体が文字化けしたようになったのも障害の予兆だったのでしょうか…
落ち着いたようで良かったです(^-^)v

続きお待ちしてます♪
[2016/06/07 13:11] URL | くこまりぶー #- [ 編集 ]

Re: タイトルなし
くこまりぶーさん、こんにちは。
コメントをありがとうございます♪

宮は本当に変なところですね。
ドラマでもそんな感じを受けました。
厳粛な場所でありながら、ユーモアも通じる。
コン内官さんの自転車は最たるもので。(笑)

暗くなりがちなお話を、一気に楽しくしたくて
お祖母様とチェギョンの力を借りました。
この2人だと何とかしてくれます。(爆)

ヘミョンさんの住まいはセキュリティーが一番の問題です。
すごーく考えました。(ハゲそー!)
ここなら万全でしょ?(えへへ・・・)

ブログの障害は、さっぱりわかりません。
ある日突然やってきて、色々な事が起こるんです。
一番困るのは、管理画面に入れなくなる事。
皆さんに障害のお知らせもできないので
ただ時が過ぎるのを待つだけです。
他のブロガーさん達も同じだとは思いますが
テンパル度は私が一番酷いと自負しておりますよ~。
[2016/06/07 13:53] URL | Luna #- [ 編集 ]


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