宮2を夢見て~シンとチェギョンの物語~
韓国ドラマ「宮」に魅せられて未だ「宮2」をあきらめられず、あれこれ妄想しています。
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残月 11
「本当に可愛いな。
声を上げて笑ってる。
もうよーくわかっているね。」

ユルのヘン顔が面白くって、ハナはキャッキャッと大笑いをしている。

「何だか知らないけど、標準よりも感受性が強い子らしいわ。
その場の状況を感じ取るのも早くて・・・」

「シンに似たんだよ。」

ユルはきっぱり言う。

「そうだとは思ってるけど、そこまではっきり言わなくてもいいんじゃないの?
私だって傷つきやすいのよ~。」

「そうかな?
ハナ~、オンマは相当図太い神経の持ち主だと思わないか?」

「ユルくん、ひどい!!
それでなくてもみんなに顔はチェギョンで性格はシンくん似だって言われてるんだから。」

「ははは・・・本当の事だから仕方ないよな。
ハナ~、高い高いをしよう。
お庭がよーく見えるよ。
天気も良くて気持ちがいいだろ?
ほら、見てごらん。
君のオンマが作った花壇だよ。
ステキだろ?
おじちゃんは宮でここが一番好きなんだ。」

散歩の途中で、ユルは立ち止まってハナに花壇を見せる。
そこは宮の騒動の際に焼け落ちた楼閣の跡地だ。
チェギョンが女官達と汗を流して作り上げた花壇は
今もしっかりと手入れがなされ、四季の花々に彩られる。

ユルがここを好きになってくれてよかった。
チェギョンは心からうれしかった。

「ねえ、ところで例の彼女とはどうなってるの?」

「時々会っているよ。」

「それは知ってるわよ。
私が聞きたいのは、ちゃんとお付き合いをしているのかって事。」

「自然に任せています、媽媽。」

「なんでちゃんと言わないのよっ!
僕と付き合って下さいって言うだけでしょ?」

「そんな事言う必要がない関係がいいんだ。」

「言ってくれなくちゃ、付き合っているかどうかわかんないよ。
人の気持ちは体温計みたいに見えたりしないのだから
ちゃんと相手に伝えなきゃ。」

「シンはちゃんと言ったの?」

「それは・・・」

「言ってないよね。
あいつは言わないはずだ。」

「私達は特殊なパターンだからよ。
いきなり結婚になっちゃたしィ~。」

いまだに愛の告白をした、していないで揉める2人は
到底基準にはならない。

「確かにそんな私が言うのは変だけど
女の子はちゃんと告白して欲しいものなのよ~。」

ユルは涼しい顔をして笑っている。

「ユルくんってば!」

「怖いんだよ。」

「何が?」

「恋愛恐怖症っていうのかな。」

「はい?」

ユルはチェギョンの方を見ずに、ハナに話しかける。

「ハナ、聞いてくれる?
前にね、僕は可愛い女の子にこっぴどくフラれたんだ。
大失恋でね、そのトラウマでちゃんとした恋愛ができないんだよ~。」

チェギョンはユルにビシッ!と指を刺す。

「あんた、いい加減にしなさいよ。
近頃、そのネタでウケてるって話は聞いているわ。
私には通じないわよっ!」

「彼女はまだ大学生だし、いいんだよ。
今のままが居心地がいいし。」

「あなたはよくても、彼女はどうかな?
私がその子だったら、彼氏なのよって友達にも言えないし
淋しい思いをするんじゃないかな・・・」

ユルはチェギョンの横顔を見た。
そして、少し似ている彼女を思う。

「うーん、そうかな。
気が向いたら言ってみるよ。」

「んっとにもう!
昔はもっとマメだったのにィ~。」

チェギョンはユルをポカポカたたく。

それが面白いのか、ハナがキャッキャッと笑った。



離れた殿閣の窓から、ミン妃はその様子を見ていた。

あの日、イ・ス皇太子が崩御なさらなければ
この光景は宮の皇太子夫妻の姿だったはず・・・

チェギョンは家庭の事情で宮に嫁いできたから
相手がユルであっても結婚しただろう。
そして、優しいユルに愛されて 幸せになっていただろう。

ミン妃は思わず目を伏せた。

あの日、ユルの気持ちを知って 宮の片隅で諭した。
従兄弟の奥さんに想いを寄せるなど言語道断。
ましてや、チェギョンは皇太子妃だった。

叱りつけずに、噛んで含めるように諭したつもりだ。
だが、彼は若かった。
想いは暴走して、あの事件。
チェギョンとシンを引き裂く選択は 今でも正しかったのか、わからない。

ミン妃はうつむいて唇を噛む。

幼かったのは彼らだけではなかったのだ。
この宮全体が世間から切り離された異空間で
小さな世界に大人になりきっていない人達がうごめいていた。


「ハナ~、おじちゃんをポカポカしちゃえ~!」

「公主様に何てことを教えるんだよ。
チェ尚宮がいたら、タダじゃすまないよ。」

「うわっ、本当だ。 怖い~!!」

「ハナ、おじちゃんにチューして♥」

「懲りないわね、シンくんに殺されるって!」

「あははは・・・」



ユルとチェギョンの笑顔がまぶしい。

彼らのように、皆が大人になる努力をして
この宮も成長していかなければならない。

ユルに高い、高いされたハナの笑顔に
ミン妃はうれしそうに微笑んだ。






        *皆さま、こんにちは。
         いつも応援して下さり、ありがとうございます。
         突然ユル君の恋愛話でびっくりされた方は
         「without you」をご参照願います。
         そこに今回の伏線が張ってあります♪*
  




        
コメント
おはようございます
爽やかな春の朝にピッタリの二人(+ひとり)のお話しですねー。
でも、シン君が見たら焼きもち焼きそう。


そうそう忘れちゃならない、ユルおじさん(笑)
確か自分の事は「オッパ」と呼ばせるって言ってませんでしたっけー?
それが自ら「おじちゃん」って、どういう心の変化なんでしょう?


宮のその後を語るのに、ユル君の恋バナは避けて通れないですよね。
衝突の出会い、もちろん覚えてますよ!
その後、一緒に絵を描きに行ってませんでしたっけ?
スイマセン、、、その辺はちょっとあやふやなんですが。

悲しい恋を経験したユル君にも、どうか素敵な時間が訪れますように!

あ、でもまだ結婚はしなくて良いです。
Lunaさんのお部屋では、もうちょっとユル君には独身でいてもらいたいオバちゃんなのです、ワタシ。

間もなくGWですね!
特にコレと言って予定があるわけではない我が家ですが("^ω^)・・・
過ごしやすいけど短いこの季節を楽しみたいです。
[2016/04/26 07:50] URL | ぶんちゃん #- [ 編集 ]

Re: おはようございます
ぶんちゃんさん、おはようございます。
今朝も早くにありがとうございます♪

覚えてて下さいました?
ドラマの時のように、今度は大学でぶつかった彼女です。
あれから何となく一緒にいるようになった2人という感じかな。
次のお話で彼らの様子をお伝えしますね。

それから、ユル君が自ら「おじちゃん」を名乗るきっかけ。
そのエピがなかったわね~。
やはりハナちゃんが可愛くって仕方ないからでしょう。
ハナちゃんの「オッパ」ができるまでは「宮のオッパ」でいたいよね、きっと。

GWですね・・・
我が家には苦い経験がありまして。
そんなに遠くない琵琶湖へ、朝早く出発して
着いたのは夕方だったという・・・
大して遊べず、一泊して帰っただけ。
それからはGWはただのお休みです。(笑)
[2016/04/26 08:10] URL | Luna #- [ 編集 ]

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このコメントは管理人のみ閲覧できます
[2016/04/26 08:21] | # [ 編集 ]

Re: あんにょん♪
per~さん、おはようございます。

新緑のこの季節、浮かれる私はすっかり恋バナモード。
色々な恋愛パターンをお見せしたいと思っております。
ダテに長く生きていない事を証明するためにもがんばるどーーー!

ハナちゃんとユル君の感じはこんながいいかな~と。
彼も可愛くって仕方がないのでしょうね。
やっと友達&家族になれたチェギョンとユル君です。

今日もありがとうございました。
気持ちのいい朝ですね。
いってらっしゃーい♪
[2016/04/26 08:49] URL | Luna #- [ 編集 ]

NoTitle
おはようございます lunaさん

読んでいて本当に爽やか〜なお話 ありがとうございます。
without you 読み返しました ^^;
ちゃんと出会いがありました。
また一つ、先が楽しみなカップルです!!

〜だったら  〜れば  つい考えてしまうのですね...

でもみんな前を向いて歩いてる。
ちゃんと神様は見ていてくれてるよ〜
みんなが幸せになって欲しいな。

Lunaさんとお話を読んでいる皆さんと
見守りたいです ^ - ^
[2016/04/26 09:39] URL | derufi #- [ 編集 ]

Re: NoTitle
derufiさん、こんにちは。

爽やかなお話を書いたはずの本人は
GW前の忙しさに、今やっとお昼にありついております。(泣)

時が皆を大人にして、宮は静かな時を迎えています。
でも・・・ブラックLuna、またの名を越後屋の私、
そろそろお腹の中に黒ーい雲が湧きあがってまいりました。
また皆さんの「イケズーーー!!」の叫びが聞きたくて(笑)
悪い奴になろうかなと思っておりまする。
人生、そんなにいい事ばかりじゃないものね~。(黒)

今日もありがとうございました。
次回はまださわやかです。
[2016/04/26 13:57] URL | Luna #- [ 編集 ]

こんばんは~☆
Lunaさん~
更新ありがとうございます(^-^)v

ユル君とチェギョンはどこから見ても家族ですね!
そんな強い絆も感じつつ過去の恋バナで笑うユル君
ミンさんが感慨深げにあれこれ思いやるように、皆が乗り越えてきた末の幸せですよね!

ユル君も幸せを掴んで欲しいです!
ハナちゃんの素敵なおじちゃんですもの(^-^)v

Lunaさん~あちこちで展開する恋模様ですが、一番臆病になっているのはユル君かな…


告白云々で揉めている夫婦もいるようですが(笑)

Lunaさん~梅も桜も一気に咲き出した北国ですが今日は寒いです(苦笑)

連休近しで日々の疲れを癒せるといいですね☆
[2016/04/26 19:08] URL | くこまりぶー #- [ 編集 ]

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[2016/04/26 20:43] | # [ 編集 ]

拍手鍵コメのRさんへ。
Rさん、こんばんは。

この章は思いっきり趣味に走ってしまおうと企画しました。
本来の軌道からハズレない程度に楽しもうかなっと。
一緒に楽しんでいただけたら幸いです♪

今日もありがとうございました。
次回もユル君part2でいきまーす!
[2016/04/26 21:50] URL | Luna #- [ 編集 ]

Re: こんばんは~☆
くこまりぶーさん、こんばんは。
今日もありがとうございます♪

ドラマを観終わった頃は、こんな光景を思い浮かべた事もなかったです。
あれから時が過ぎ、たくさんのお話を書いてきて
私はやっとここに辿り着いたのかなって思います。

とっても苦しかったドラマの後半が、この光景に繋がるのなら
観るのがつらかった事も良い思い出になりそう。
これは絶対に書いてみたかったお話でした~。

くこまりぶーさんのところは桃色の景色なのですね。
こちらは新緑がまぶしいです。
今日は25℃もあったのよ~、夏だわ。。。
[2016/04/26 21:59] URL | Luna #- [ 編集 ]

Re: NoTitle
鍵コメのTさん、こんばんは。
今日もありがとうございます♪

どうしても書きたかった光景なので、
シンくんには公務に行ってもらってました。(笑)
いたら、大変だったに違いなく・・・

ドラマでも思っていたのですが、
ユル君とチェギョンって仲のいい異性の友達っていうのが似合う。
チェギョンみたいなじゃじゃ馬は、
やはりシンくんでないとさばき切れない気がします。

なるべくほっこりしたお話にしたいのですが
人生は厳しいものだと、若い彼らに言いたくなるんですよ~。
また、悪い虫が出てきて 私を苦しめております。
「宮」は色々あるから面白いんだよって。
ちょっと悪さをすると思いまする。(ごめんね。)
[2016/04/26 22:09] URL | Luna #- [ 編集 ]

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[2016/05/01 18:38] | # [ 編集 ]


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