宮2を夢見て~シンとチェギョンの物語~
韓国ドラマ「宮」に魅せられて未だ「宮2」をあきらめられず、あれこれ妄想しています。
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残月 4
3か月半になったハナは、首もすわり良く笑う。

「ハナ~、こっちの方がいいのか?
これはアッパが買ってきたんだ。
センスがいいだろ?
おじいちゃんが買ってきたのは、ちょっと時代遅れだよな。」

ヒョンじいちゃんが聞いたら怒りそうな事を言いながら
シンはハナとの遊びに夢中だ。

この頃ハナの相手をするのが一層楽しくなり、シンは公務に行きたがらない。

「シンくん、早く着替えなさいよ。
もう、車の準備が整ったそうよ。」

チェギョンが急かすが、当の本人は「まだいいんだ。」なんて言っている。

「ホントにしょうがない人ね。
ユ尚宮、ここに着替えを持って来てくれるかしら。
悪いわね~。」


「ほらっ、早くしなさいってば。
さっさと着替える!!」

「チェギョンが代わりに公務に行ってくれよ。」

「いいわよ。
いいけど、じゃあ シンくんがハナにおっぱいをあげなさいよ。」

「ああっーーー!」

シンは大げさに悲しむ様子を見せる。

「ハナ、君のオンマは本当にイジワルなんだよ。
いいか、こんな女性にならないでくれよ。」

「そんなイジワル女が大好きなのはどこのどなた?」

ふふん。
チェギョンは鼻で笑う。

「くぅ~。」

シンは返す言葉がない。

毎日こんな会話を繰り返し、時々はケンカもする。
だけどすぐに仲直りして、イチャイチャし始める。

ユ尚宮は、よくも飽きないものだと思う。
いつまでもグズグズしているものだから
今もシンがチェギョンにどつかれている。
皇帝陛下のこんな姿は決して国民には見せられない。

なんだかんだと言って、結局はハナとチェギョンにキスをして
シンはしぶしぶ公務に出かけるところだ。

「ハナちゃん、今日はお天気もいいし
一緒にアッパをお見送りに行こう。」

チェギョンがハナを抱き上げると「うっく」と言って笑った。



「ハナと離れたくないから、ゆっくり歩こう。」

「また、そんな事を言って。
往生際が悪いわよ。
さっさと歩きなさーい。」

シンがハナを覗きこんではあやす。
それに応えてハナが笑うものだから、ちっとも前に進まない。

「ねえ、この前の事だけど。
インから何か聞いてる?」

「彩の事か?
インが休暇に戻った時に電話で話したけど
どんな事があっても、2人が別れを選ぶとは思えないが。」

「それはそうよ。
でもね、遠距離恋愛って大変じゃない?
マカオに居た頃は、韓国が遠く感じたわ。」

「ああ、そうだな。
距離は、決して心の距離と比例しないと思っていても心細いものだ。
実は宮と彩の研究室にはパイプがあって
こちらから上手く話を持っていけば、残れる可能性が少しはあるんだ。」

「そうなの?」

「伝統工芸品の鑑定や、宮からの門外不出の書物の件などで
持ちつ持たれつの仲だから、頼めない事も無い。」

「そうなのね・・・」

チェギョンはその一言を発した後、黙り込んだ。


「さあ、アッパは行ってくる。
ハナ、お利口にしてるんだぞ。」

シンが2人から離れて、車に乗り込もうとしている。
チェギョンはその背中に声をかけた。

「シンくん。 やっぱり、よそう。
彩はそんな事を望まない。」

車に手をかけたまま、シンが振り向いた。

「ああ。
チェギョンはそう言うと思ったよ。」

チェギョンに微笑みかけると、シンは車に消えた。



~・~・~・~・~・~・~・~



「どうした?
この頃、元気がないな。」

洗濯の手を止めて、インは振り返った。

「あ、先輩。」

「休暇をもらって、里ごころがついたとか?」

「まあ、そんなところです。」

インは力なく笑った。

先輩と呼ばれた男は、インより3つ年上で古くからの知り合いだった。
学校関係ではなく、社交界での知り合い。
という事はこの男も御曹司で、韓国で二番目の大手製薬会社の息子だ。
父親に先に仕事を覚えろと言われ、入隊が遅くなったらしい。

にぎやかなパーティ-の片隅で、不機嫌に立っていたのを
インが声をかけたことから、電話番号を交換するに至った。
電子会社と製薬会社なので、あまり接点がない事も
インが気を許した所以だ。
数か月前に入隊していた彼を見つけた時、うれしくて仕方がなかった。
心細い軍隊生活に、一人でも知り合いがいるというのはありがたいことだから。

「日本人の彼女と楽しい休暇を過ごしたんだろ?」

先輩はインの横にドカッと座り込んだ。

「ええ、まあ。
遊園地に行きました。」

「ほう、観覧車でブチュか。
定番過ぎて、彼女に呆れられたんだな。」

「違いますよ。
そんなベタな事、しませんって。」

「ふぅ~ん、じゃあ彼女に男ができたとか?」

「そんな人じゃありません。」

「へーえ、えらく自信があるんだな。」

「自信はないです。
素晴らしい人だから、いつも追いつこうと必死で。
韓国に残って研究を続けるはずだったのが、ダメになって
たぶん日本との遠距離恋愛になりそうです。」

「・・・そうか。
まあ、いろいろあるわな。」

「人ごとだと思って。」

「俺の彼女は中国人だ。
もう5年も遠距離してるぜ。」

先輩jは親指を立てて豪快に笑った。

「そう・・・なんですか?」

「ああ、愛は時間と距離が育てるもんだ。」

「嘘くさいですね。
数年前はあんなにパーティー三昧だったじゃないですか。
社交界のプリンスとか言われちゃって。」

「お前、バカだな~。
あれは親の目を欺くパフォーマンスだよ。
正攻法でいったら負ける。
俺は賢いからそのへんはちゃんと計算づくだ。」

「結婚するんですか?」

「また~、ベタな質問だな。
そんな事、どーでもいいんだ。
俺はあいつが好きで、あいつも俺が好きで。
たまに会って愛を確かめ合って、それでいい。
結婚というものだけが、愛情の結末だなんて 誰が決めたんだ?」

「それはそうですけど。
親友が何年も前に結婚して、とても幸せに暮らしているので
結婚っていいものだなと感じます。」

「ああ、あの氷と太陽のカップルか。」

「ご存知ですよね。」

「韓国人で知らない人はいない。
あれはあれでいいんだ。
人には向き不向きがある。
俺はこのスタイルが一番心地よい。」

先輩はインの頭をクシャッと撫でると、スタスタと戻って行った。


インは洗いかけの洗濯物を放置したまま、考え込む。

  形にとらわれない愛。
  って、なんだ?

韓国と日本を繋ぐ橋渡しをするのだと、生き生き語る彩。
チェギョンの翼を折ってしまうと、ずっと悩んでいたシン。

頭の中をぐるぐると、色んな思いが駆け巡る。


難しい、大変な宿題を突き付けられた気がするインだった。





コメント

おはようございます(^^♪
更新ありがとうございます。

最近Lunaさんのお部屋での、シン君のイメージが変わってきました。
どんな氷の皇子でも、自分の子にはダラダラに溶けるのねぇ…と。
チェギョンが太陽なら、ハナちゃんは熱湯か!
ま、どんなシン君も大好きなんですが。


イン彩問題。
彩ちゃんは、きっと他からの手助けは望まないはずですよね。
ましてや、それが宮からの根回しだと知ったら、尚更です。

インには強力なアドバイザーが付いたようで…
結婚って「たかが紙切れ一枚の契約」とも言えるけど
その紙によって、立場や保障も変わって来るし。
フランスでは、籍は入れなくとも、事実婚で終生過ごすカップルも多いとか?

ひとそれぞれ、形も捉え方もそれぞれ。
若いふたりは大いに悩むところですね。

Lunaさん、風邪は治りましたか?
そちらも桜の開花宣言が出たでしょうか?
週末は花冷えになるとか…
長くお花見ができるのは嬉しいけど、悪化させないように気を付けてくださいね。

それではまたー(^.^)/~~~

[2016/03/23 09:14] URL | ぶんちゃん #- [ 編集 ]

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[2016/03/23 09:43] | # [ 編集 ]

おはようございます♪
Lunaさん~
更新ありがとうございます(^-^)v

お久しぶりにこちらでコメできそうです!
テスト送信ごめんなさいm(__)m


シン君はハナにかかるとデレデレパパですね!
こんな往生際悪いシン君も好きです!!

「氷と太陽カップル」と言われた夫婦のやり取り実に楽しいですね~!


そして彩への手回しは彼女なら感謝はすれど望まないのは確実ですね!

彼女を良く知る二人だから同じ気持ちなのでしょう!!
イン君は意外や軍の中で確かな相談相手がいるようで良かったです!

もちろん決断するのは本人たちですが話せる人の存在はありがたいですものね☆

色々な形のカップルが存在します!
模索するイン君と彩かな!?
無事こちらのコメが送信出来ると今まで通りで嬉しいです(^-^)v

[2016/03/23 09:56] URL | くこまりぶー #- [ 編集 ]

Re: タイトルなし
ぶんちゃんさん、こんにちは。

色んな形の2人がいて、それが目に見えるものだろうが
見えないものだろうが、根本的には変わらない気がします。
国際問題やら、家柄問題などを抱えるなら
先輩のように割り切ってみるのも一つの形。
でも、これはあくまでも提案としてであって
インと彩がどういう結論に至るかは、私もわかりません。

シンくんのメロメロぶりはちょっとイメージダウンでしょうか?
うちのダンナはツンデレだったのですが
娘が産まれたら、全く別人になりました。
今でも嫉妬心が湧くくらい娘とラブラブなんです。
ダンナの兄も「会社へ行きたくない。」みたいになりました。
そういう家柄なのかしらん。

風邪は一向に直らず、薬漬けの毎日です。
痩せて喜んでいる場合じゃないですけど
ぽっこりお腹がへこんだわ。
ぶんちゃんさんも気をつけてね。
インフルも蔓延中らしいので。

今日もありがとうございました♪
[2016/03/23 13:41] URL | Luna #- [ 編集 ]

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[2016/03/23 21:10] | # [ 編集 ]

Re: おはようございます♪
くこまりぶーさん、こんばんは。
今日もありがとうございます♪

やっとこちらへ投稿できたのですね。
ああ、よかった!!
私もガラケー派でして、だんだん使えなくなるのかな?
って、心配してました。

インと彩のお話は、両国の事を避けては通れないのですが
妙な先輩の登場で助けてもらいました。
最近は国際結婚も増えてきて、さほど問題にはならないけれど
この2人の立場としてはなかなか難しい問題を孕んでいるようです。
結論はもう少し先に延ばすことにしました。(笑)

シンくんを腑抜けにしたハナちゃん、なかなかやりますでしょ?
わたしもこんなシンくんが好き♥
でも、程々にしておかないと シンくんのイメージが崩れるわね~。

[2016/03/23 21:30] URL | Luna #- [ 編集 ]


拍手鍵コメのRさん、こんばんは。

毎日待ってて下さってありがとうございます。
連休は風邪をひいて寝込んでおりました。
年々治りが遅くなって困ってしまう・・・

色んなカップルがいるから、世の中面白いのよね。
この章は次々とカップルを描いてみようかなって思っています。
次回は誰にしようかな?!
[2016/03/23 21:34] URL | Luna #- [ 編集 ]

Re: あんにょん♪
per~さん、こんばんは。

男親って、どうして娘に弱いんでしょうね。
今日のシンくんはうちのダーリンがモデルみたいなものです。(笑)
これ以上はイメージダウンになるので
これからはもっとキリッというシンくんを描きます。

インってやっぱり哀愁になってしまうんですよ。
ドラマで常に悲しそうだったもの。
でも、絶対に幸せにしたいです。

今日もありがとうございました。
このところ、医者通いが続いてます。
流感にかかってしまい、なかなか治らないの。
per~さんも気をつけて下さいね♪
[2016/03/23 21:44] URL | Luna #- [ 編集 ]

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[2016/03/23 22:00] | # [ 編集 ]


~遠恋~

おはようございます

愛娘にメロメロデレデレシン君アッパ♪可愛らしい
皇帝陛下も人の子ってことですね(笑)

そうねぇ~望まないでしょうね彩もインも・・・友人の「力」を自分達の人生に関わることは。

「氷と太陽」←ナイスなピッタリな表現です♪離れて辛い時期があったからこそ乗り越えられた2人の時間
回りの人達に感謝しつつ過ごしたんでしょうねェ

彩とイン君はまさに試練の時・・・若いからこそ乗り越えてほしいアジュマです。

[2016/03/24 09:05] URL | masaayafigft #- [ 編集 ]

Re: タイトルなし
鍵コメのTさん、こんにちは。

コメントを読ませていただいて、私も思いました。
大事な短い時間だったのに、自分の事ばかりで
大切にやさしく過ごせていなかった気がします。
若かったと言ってしまえばそうなんですけど
今になって残念でたまりません。
孫を溺愛するのはきっと、時間に余裕もでき
心にも余裕ができるせいなのでしょうね。

シンチェを通して、私は大いに反省いたしました。(笑)
コメントをありがとうございます♪
気楽に書いて下さいね、コマオヨ~!
[2016/03/24 14:26] URL | Luna #- [ 編集 ]

Re: タイトルなし
masaayafigftさん、こんばんは。

遠恋・・・
むかーしむかーし、私もその一人でして。
シンデレラエクスプレスの最初の頃です。
ダンナが彼だった頃の懐かしい思い出。
新幹線のホームで発車を知らせる音がすると
とめどなく涙が溢れたものです。
今のように携帯電話はないし、よく頑張ったものだと思いますけど。

国をまたぐ遠恋は、今の時代でもつらかろうと・・・
インと彩の物語は、色んなお話をはさみながら
書いていこうと思っています。

コメントをありがとうございました。
風邪を高齢の母にうつしてしまって、ショボーンの私です。
[2016/03/24 21:57] URL | Luna #- [ 編集 ]


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